６日　ゆうまつど
１３日　ゆうまつど
２０日　市民会館　
２７日　ゆうまつど

それにしても暑い毎日、暑さだけで疲れてしまいますね。
ところで先日テレビで映画『レ・ミゼラブル』（ミュージカル）を放映していました。ご覧になった方もいらっしゃると思います。そこで歌われた曲の一つに今私たちが取り組んでいる「民衆の歌（闘う者の歌が聞こえるか）」があります。
釈迦に説法になってしまいますが、この映画はあの有名な『レ・ミゼラブル（ああ無情』を原作としており、世界中で大ヒットしました。
原作者はフランスのヴィクトル・ユーゴーで、新潮文庫なら５冊、岩波文庫でも４冊という大長編小説です。
たった一斤のパンを盗んだせいで２０年間も牢獄に繋がれたジャン・ヴァルジャン、怒りと涙なしでは読めない感動の物語です。とにかく最初の方が長く、何だか同じことを繰り返し述べていて、物語がちっとも進まない印象でもう退屈、しかし途中から次第に展開が早くなり俄然面白くなります。
長い小説と言えばアレクサンドル・デュマの書いた『モンテ・クリスト伯（巌窟王）』も長いです。こちらは岩波文庫で７冊、講談社文庫で５冊というヴォリューム。自分を貶めた卑怯な奴らに、牢獄で神父から財宝のありかを教わり、見事脱獄してお宝を探し当て、その莫大な財力を使いながら復讐を果たしていくという痛快なストーリーです。
デュマもユーゴーも同じ年に生まれ、幼いころからフランス革命、それにナポレオンの活躍を体験しています。
「民衆の歌」はフランス革命の真っ最中に歌われたものとして映画の中で登場します。あくまでもミュージカルの中の一曲ですが映画の中では３回登場し、特にエンディングでは感動的なシーンとともに歌われています。私たちもどう歌うか、曲作りが楽しみですね。
機会があったら皆様もぜひ原作をお読みください。「読んだなあ」という満足感が得られること請け合いです。　加藤比良夫