2023年11月  < 前月 

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
最近の記事
最近のコメント
カテゴリ
Powered by さくらのブログ

まつこんのニュースと話題

まつこんからのお知らせ

2023年03月18日

5月の練習予定が決まりました

5月の練習予定が決まりました。
  5日・・・お休み
 12日・・・ゆうまつど
 19日・・・市民会館
 26日・・・ゆうまつど

  なお4月は7,14,28日がゆうまつど、21日が市民会館です。

ところでメサイアについて読んだ本を紹介します。
作者はシュテファン・ツヴァイク、訳者は片山俊彦、みすず書房から出された『人類の星の時間』です。
12人の天才について書かれていますが、ゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデルについて、あたかも見てきたような語り口で書かれており、大変おもしろいので要約してみました。
1737年4月、ヘンデルは自宅でドスンと言う激しい音とともに倒れた。脳卒中だった。命は取り留めたものの右半身は動かず、巨匠はもはや再起不能と思われた。数か月後彼は温泉治療を始め、一日9時間も湯につかり2週間、奇跡的な回復をして身体の麻痺も治ってしまった。
しかし彼は次第に行き詰まり、借金取りに追われ、批評家たちは冷笑し人々は黙殺した。彼の体の中には音楽が失われ絶望し、毎日夜更けにロンドンの街の中をうろついた。まさに廃人のように。
それは1741年8月21日だった。すっかりやる気を失ったヘンデルのもとに一通の小包みが届いた。詩人ジンネンスの新しい詩だったのである。気乗りがしないヘンデルはそのままにして寝ようとしたのだが、眠れないものだから詩を読んでみた。すると忽ち天から降りて来たのか、身体から湧き出したのか、音楽があふれ出て来た。ヘンデルは復活したのだ。
それからの彼は不眠不休で曲を書き続け約3週間、終わったとたん倒れるように眠りにつき17時間。心配した下男が医者を呼びに行った。そして医者が着くとヘンデルはたらふく食べて飲んでいた。脳溢血から回復したのも奇跡だったが、この曲を作ったのも奇跡だった。と言うよりも神がヘンデルに書かせたに違いない。傑作メサイアはこうしてできた。まさにハレルヤ!!
 ・・・ヘンデルは研究者も多く本もたくさん出ていますが、難しい本はどうも読む気になれません。しかしこの本は他にも興味深いことが書かれていますので紹介しました。                        加藤比良夫                     
練習日程・会場   [投稿時刻 03月18日 22:27]  | コメント:0件
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

コメント: